2023年4月10日 / お役立ち情報 ペット保険の選び方
動物を家族に迎えた際に、ペット保険の加入を検討される方が多くいらっしゃると思います。
動物には人とは違い『健康保険制度』がない為、万が一病気やケガで入院・手術をした際にはかかった治療費は全額自己負担となります。
また、人間とは違い『高額療養費制度』もない為、治療内容によって数十万~数百万円単位の請求があることも珍しくないそうです。
お金の問題で大切な家族の治療を諦めるというのはとてもつらい判断だと思いますので、そのようなことがないよう、万が一に備えてペット保険で準備しておくというのは、とても大切なことです。
しかし、ペット保険はたくさんの保険会社の取扱があり、どこで加入すればいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、ペット保険の選び方をご紹介していきたいと思います。
ポイント1:保障内容
ペット保険の保障内容で特に確認しておきたいポイントがあります。
◎保障割合
保障割合とは、窓口で請求される治療費の実費分のうち、何%保障されるかの割合です。
保険会社によって50%・70%・100%とさまざまです。
とにかく実費をなくしたい!という方は100%、毎月の保険料を抑えたい!という方は50%にするなど、
ご自身の考えに合った保障割合を選ぶようにしましょう。
◎支払限度日数・支払限度金額
ペット保険には支払限度日数、もしくは支払限度金額が設けられていることがあります。
【例】
支払限度日数:年間入院日数20日まで、年間手術回数2回まで、など…
支払限度金額:通院1日あたり5,000円まで、年間通算50万円まで、など…
基本的には実費分の支払となる為、今後の状況を踏まえよく考えながら保険請求する必要があるかもしれません。
ポイント2:窓口精算
ペット保険には、窓口精算可能な保険会社と、後日保険金請求をする保険会社があります。
窓口精算可能な保険会社であれば、自己負担金額のみの支払で済むため、一時的な負担がなくなります。
もちろん、窓口精算がない保険会社でも、後日請求をすれば保険が支払われるので、ご状況にあった保険を選ぶのがいいでしょう。
ポイント3:支払対象外手術・特別条件
◎支払対象外手術
ペット保険では、保険会社によって支払い対象の手術が異なる場合があります。
支払対象外となる手術で多いものは、ヘルニア・てんかん・歯周病などの歯科医療に関わる病気など。
また、避妊・去勢手術やワクチン等の予防に関する通院は支払い対象外としている保険会社がほとんどです。
◎特別条件
ペット保険にも、告知義務があります。
申込時点で治療中や経過観察中であると、場合によっては加入が難しいことや、条件付きでの加入となる場合があります。
しかし、告知に該当することを言わずに加入した場合や、嘘の告知で加入してしまった場合には、保険金が支払われないなど不利益となることがありますので、事実を必ず告知するようにしましょう。
ポイント4:年齢条件や更新条件
保険会社によって規定が異なり、終身で保障を継続できる保険会社や、前年度の請求状況や病名によって更新ができなくなる保険会社もあります。
また、健康でも年齢によって更新限度がある保険会社もありますので、ご加入の前に各保険会社の規定を必ず確認するようにしましょう。
ポイント5:ペット賠償責任特約
ペット保険にはペット賠償特約が付帯できることがあります。
ペット賠償特約では、ペットが他人の身体や物に損害を与えてしまい損害賠償責任を負った際に、損害賠償費用が補償される特約です。
この特約は、各保険会社により補償の上限金額が異なることや、ペット保険以外の保険(自動車保険や火災保険など)にすでに付帯しているケースがありますので、ご加入中の保険内容を確認することをお勧めします。
ポイント6:付帯サービス
ペット保険では、入院や手術の保障とは別に付帯サービスが充実している保険会社もあります。
【例】
・24時間365日、いつでも無料で獣医師への電話相談ができる。
・獣医師やトレーナーから病気の予防情報やしつけ対策などの情報が届く。
・トリミングやペットホテル利用時の優待サービスが受けられる。
・健康測定が毎年無料で受けられる
・ペット探偵による迷子捜索サービスが受けられる
付帯サービスは各保険会社のHPに詳しく記載されているので、どの保険にするか迷っている方は、付帯サービスの内容で比較してみるのもいかもしれません。
まとめ
今回解説させていただいた通り、ペット保険にもたくさんの種類があります。
人が加入する生命保険と同じように、ご家庭の状況やご希望によって必要な保障は異なってきますので、それぞれのご状況に合わせた内容で選ぶことが大切です。