2023年2月13日 / お役立ち情報 資産運用とIFA
IFAとは?
IFAとは「Independent Financial Advisor」の略で、銀行や証券会社など特定の金融機関から独立し、中立的な視点で資産運用のアドバイスを行う専門家を意味します。
内閣総理大臣の登録を受けたうえで金融商品の売買の仲介を行う専門家であり、豊富な金融知識と経験をもとに、経済市場の流れや資産運用の方向性をアドバイスしたり、株式や債券、投資信託と言った金融商品の説明とその販売仲介を業務として行っています。
日本では、「独立系ファイナンシャル・アドバイザー」と呼ばれることもあります。
IFAの特徴・メリット
①中立的な立場から客観的なアドバイスが受けられる
IFAは、基本的に証券会社や金融機関との間に雇用契約ではなく、業務委託契約を結びます。つまり、特定の証券会社や金融機関に属さず中立的な立場で活動する存在です。
このように、資産運用などに興味・関心のある投資家に対して、独立したポジションから提案やアドバイスを行うことから「独立系」という名称が付けられています。
日本ではまだ認知度が低いIFAですが、金融先進国のアメリカでは投資家の多くが資産運用のアドバイザーであるIFAを活用しております。
IFAは特定の金融機関の営業方針に縛られることなく、お客様のライフプランに合った金融商品や運用のアドバイスを行うことが可能となります。この顧客優先の姿勢がIFAの魅力です。IFAの報酬は預かり資産に連動して上がる仕組みになっていますので、お客様と利益相反することが少ないです。
②経験豊富なプロと運用を行える
資産運用をする以上、お客様自身でも金融知識を学ぶ必要はありますが、足りない知識を補うためには資産運用のプロであるIFAに任せる方が安心です。お客様自身で金融知識を学びつつ、IFAにも相談することで金融知識の習得をスムーズに行えます。
③長期的なライフプランの相談ができる
よく、証券会社を利用している方にお話を聞くと、定期的に担当者が変わってしまうと言われる方がいます。IFAであれば、転勤がありませんので契約から解約まで同じ担当者と資産運用をしていくことができます。
また、長期にわたるサポートが可能なので大切な資産を守り、次の世代に受け継ぐサポートも行っています。多くのIFAはファイナンシャルプランナーなどの資格も持ち合わせていますので、お金の増やし方だけではなく、使い方に関する相談ができることも大きなメリットです。
デメリットは?
総合的にサポートを受けるため、手数料がかかってしまう
IFAは資産運用の総合的なサポートを主な業務にしています。
そのため、IFAのサポートなしで自分でネット証券で金融商品を買って資産運用をする場合に比べて手数料は高くなります。
しかし、手数料が高くなるといっても、あくまでネット証券と比較した場合です。
証券会社や銀行などの対面取引と比較すれば同等程度です。
規模が金融機関と比べて小さい
金融機関に比べ、IFA事業者は基本的に企業規模が小さく、IFAというサービスそのものの知名度も高いとは言えません。そのため、資産運用を考えている人が「この会社に任せて大丈夫なのだろうか」という心理的な不安を感じてしまうことも、否定はできません。しかし、預けたお金はIFAではなく証券会社にあります。
さらに、証券会社は分別保管が法律で義務づけられていますので、IFAや委託されている証券会社に万が一のことがあっても預けていたお金は守られるので安心です。
信頼できるIFAを見つけるのが難しい
投資に興味がある人は増えているとはいえ、IFAの利用者はまだ少ない状況です。そのため、インターネットなどでも詳しい情報を得にくいかもしれません。
情報量が充分ではないため、IFA事業者の比較検討がしにくく、自分が求めるサービスを提供している事業者がなかなか見つからないことも考えられます。このように、信頼できるアドバイザーと出会うまでに時間がかかるケースもあります。
IFAは事業者によってサービスの内容が異なるため、実際に相談する際は慎重に検討する必要があります。ご自身との相性をはじめ、IFAごとのメリットやデメリットなどをじっくり考慮して選択することをおすすめします。
資産運用ははじめてで不安…
何からはじめたらいいの?
自分にあった資産運用はどれ?
そんなお悩みをお持ちの方はぜひ ネクサス『保険と相続の相談窓口』にご相談ください。