2025年5月1日 / お役立ち情報 インデックスファンドとアクティブファンド!新NISAで「賢く増やす」運用術
新NISA徹底活用!投資信託での
「賢い」選択とは
こんにちは、茨城で地域密着型の保険・資産運用サービスを提供している「ネクサスの保険と相続の相談窓口」です。
2024年から始まった「新NISA(少額投資非課税制度)」は、非課税枠の拡充や制度の恒久化など、大きな改正によってこれまで以上に資産形成に活用しやすい制度となりました。
中でも注目されているのが、成長投資枠とつみたて投資枠を合わせて生涯で最大1,800万円まで非課税で投資できる点。
この恩恵を最大限に活かすには、「どんな投資信託を選ぶか」が成功のカギになります。
とりわけ、人気を二分する「インデックスファンド」と「アクティブファンド」ですが…新NISAでは果たしてどちらが賢い選択なのでしょうか?
この記事では、それぞれの特徴・メリット・デメリットを比較しながら、新NISAで後悔しないファンド選びのヒントをお届けします。
インデックスファンドは
「低コスト」で「長期投資」に有利
「インデックスファンド」は、日経平均株価やS&P500(アメリカを代表する500の大企業で構成される株価)といった市場の代表的な指数(インデックス)に連動するように設計された投資信託のことです。
市場全体の動きに合わせて運用されるため、個別の企業を選ぶ必要がなく、自動的に幅広い分散投資を行うことができるのです。
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低コスト運用が可能
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インデックスファンドは機械的に指数に連動するだけのシンプルな仕組みのため、信託報酬(運用手数料)が非常に低く設定されています。
そして長期投資においてはこのコスト差が複利に高い効果をもたらします。
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分散投資が容易である
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たとえば、S&P500連動型のインデックスファンドを選べば、アメリカの代表的な500社に一括投資できるのと同じ効果があります。
これにより、特定企業の業績に資産が大きく左右されにくくなるのです。
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長期投資との相性が良い
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過去のデータでは、インデックスファンドは年6〜8%程度の平均的な市場リターンを安定して示しています。
とくに長期投資では複利の力が働き、資産形成に高い効果を発揮することが期待されます。
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アクティブファンドは
「超過リターン狙い」で
「柔軟に組み替え」が可能
「アクティブファンド」は、専門のファンドマネージャーが市場を分析し、銘柄の選定や売買を通じて運用成果の最大化を目指す投資信託のことです。
単に市場の動きに連動するのではなく、市場平均(インデックス)を上回る「超過リターン」を狙って運用されるのが大きな特徴です。
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市場平均を超えるリターンを得られる
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すべてのアクティブファンドが成功するわけではありませんが、一部の優れたファンドは実際にインデックスを上回る成績を残しています。
高いリターンを求める投資家にとっては、魅力的な選択肢ともなるでしょう。
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好みのテーマに沿った投資ができる
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環境関連(グリーン投資)やAI、医療、ESG(環境・社会・ガバナンス)など、特定のテーマや社会課題に着目した投資が可能です。
自分の価値観に沿った投資先を選びたい人にもおすすめです。
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相場下落時の柔軟な対応が可能
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インデックスファンドが常に市場に追随するのに対し、アクティブファンドでは下落局面でディフェンシブ銘柄へ資産を移すなどの柔軟な対応が期待できます。
またマネージャーの手腕次第でリスクを抑えることも可能です。
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新NISAはまず「インデックスファンド」を活用しよう!
新NISAの最大の魅力は、「非課税で運用益を得られること」。
ここで重要となるのが①長期的に安定したリターンが期待できるか、そして②運用コストをいかに抑えられるかという視点です。
そしてこの2点を達成するために必要な要素とは何か?を知るするためには、インデックスファンドを理解する必要があります。
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資産形成の王道「長期・積立・分散」に合致
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新NISAは「長期投資」を前提とした制度設計です。
インデックスファンドは、積立投資との相性が良く、時間を味方につけて資産を増やす仕組みにぴったり合致します。
市場全体に広く分散投資ができる点も、リスクを抑えたい長期投資家にとって大きな安心材料となるでしょう。
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コストの低さが将来の差に直結
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アクティブファンドの信託報酬(運用手数料)は、一般的に年1.0〜2.0%。
一方、インデックスファンドは年0.1〜0.3%が主流です。
一見小さな差に見えても、20年、30年と積み立てれば大きな資産の差として表れます。
複利の力を活かすうえでも、このコスト差は見逃せないポイントです。
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多くのアクティブファンドは市場平均を超えられない
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様々な研究データによると、長期的に市場平均(インデックス)を上回るアクティブファンドは全体の2〜3割程度しか存在しません。
しかも、高い手数料を差し引くと、実質的なリターンはさらに下がる傾向にあります。
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組み入れたい「アクティブファンド」の見分け方
もしかすると、ここまでお読みいただいた方の中には「アクティブファンドは自分には難しいかも…」と感じてしまうかもしれません。
しかし、アクティブファンド自体は決して「悪い選択肢」というわけではありません。
見分ける方法を理解しさえすれば、資産運用における「一つのスパイス」として、戦略的なステータスを確保できるのです。
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10年以上にわたり、市場平均を安定的に上回る実績がある
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自分の価値観や投資方針に合致したテーマである
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新NISAの「成長投資枠」として活用できる
インデックスファンド中心の堅実な資産形成に加えて、アクティブファンドを成長投資枠として取り入れることで、投資の視野は大きく広がります。
アクティブファンドを新NISA運用における“アクセント”として位置付けることで、リターンの可能性を広げつつも、全体のバランスを保つことができるのです。
基本はインデックス、場合により
アクティブをスパイスに
新NISAでの資産運用を考える上で基本となるのは、インデックスファンドを中核(コア)に据えることです。
低コストかつ長期的に安定したリターンが期待できるため、非課税の恩恵を最大限に活かすことのできる点からも最良の選択肢といえるでしょう。
一方で、自身の投資方針やリスク許容度、あるいは関心のあるテーマ(環境関連やAI、医療、ESG)に共感できる場合は、アクティブファンドをポートフォリオに一部組み入れるのも一つの選択となります。
ただし、アクティブファンドはあくまで全体のバランスの中で“スパイス”的に扱うのが基本。
ポートフォリオの大半をアクティブファンドにすることは、リスク管理の観点からもあまりおすすめはできません。
まずは下記の例のように、リスクを最低限に抑えた形の組み入れ方を試してみるのもおすすめです。
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つみたて投資枠(例):「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」や「全世界株式(オール・カントリー)」などの低コストインデックスファンドに毎月積立
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成長投資枠(例):好成績のアクティブファンド「ひふみ投信」や「農林中金<パートナーズ>おおぶねシリーズ」等を少額で分散
インデックスもアクティブも、
上手に組み合わせて活用を
新NISAにおける「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の違いについての解説、いかがでしたでしょうか?
この記事にて私共がお伝えしたいのは、「どちらか一方に絞ってほしい」というお願いではなく、「ご自身の目的やスタイルに合った投資を行っていただきたい」というご提案です。
この2つのファンドを利用することで、「堅実な基礎(インデックス)+夢のある上乗せ(アクティブ)」というバランスの取れた資産運用が実現できることでしょう。
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