2025年2月26日 / お役立ち情報 高額療養費制度の改正で自己負担はどうなっていくのか?
高額療養費の改正について
ブログでも何度かテーマにあがったことのある『高額療養費制度』
この制度自体はご存じの方も多いと思います。ご来店されるお客様も多くの方が認識していらっしゃる印象です。
「高額療養費制度」とは
高額な治療を受けた場合に、患者の負担が重くならないよう年齢や年収に応じて、ひと月あたりの医療費の
自己負担に上限を設けているものです。
とてもありがたい制度ですが、、、、
医療費負担の公平性を高めると同時に、社会保障制度の持続可能性を確保することを目的として、2025年8月から
ひと月あたりの負担の上限額を引き上げることが決まりました。
引き上げで自己負担はどうなるのか?
今回の改正では、政府は今年8月から再来年8月までに、3回に分けて高額療養費制度の負担上限額を
引き上げるとしています。
以下、厚生労働省が出している70歳未満の方の資料を添付しましたが、細かく細分化されていますね。
これまで5区分だった金額が、最終的には13区分にもなります。
テレビや雑誌などでよく計算式に使用され多くの方が該当すると思われる、
年収約370~770万円(月収で28万円~50万円)のソーンは3つに細分化されます。
これまで80,100円程度だった上限額は、最終的には138,600円程度に引き上げられる見込みです。
○第一段階:2025年8月から2026年7月
○第二段階:2026年8月から2027年7月
○第三段階:2027年8月以降
一部修正も、、、
このような改正案にがんで長期間の治療を余儀なくされている団体からは、引き上げの見直しの声が上がり、
政府は、一部を修正し、長期的に治療を続ける患者はいまの金額のまま据え置くことを決めました。
加入している医療保険の内容を確認しましょう
このように知らない間に制度の改正があり、いざ自分が入院した時に高額な自己負担で困ったことに
ならないよう、ご自身の加入している医療保険の内容確認だけはすることをお勧めします。
近年、入院の短期化、通院治療の増加などで、必ずしも入院が長期化するとも言えなくなってきています。
入院が何日であっても一時金で備える方法や、高額療養費を踏まえた保険選びをアドバイスいたします。
ぜひ一度ご相談にご来店くださいませ!