2019年12月23日 / お役立ち情報 入院日数ってどれくらい?
1.入院日数はどのくらい・・・?
入院が短期化され始めて既に10年以上経過し、昔は一月の入院治療していた病名も、今や10日前後の入院治療になっているものもあると聞き、一昔前と比べて、入院がどの程度短期化されたのかを調べてみました。
2.年々、短期化する入院事情
病気の種類や年齢によって入院日数は変わりますが、厚労省が出している平成29年患者調査によりますと、病院に入院している患者様の平均入院日数としては下記のグラフにありますように約30.6日という数字になります。平成2年と比べると約17日も短くなっていますね。特に平成20年以降の短期化は特に顕著になっております。
これは、平成18年度医療制度改革から起こり、平成20年よりスタートしました医療費の適正化計画に則り、短期化が進められているためです。
これにより、医療機関は病床(ベッド)数の確保及び医療費の削減に努めていく必要ができたことが要因の一つになっているようです。
一昔前のように入院してないと不安だから入院させてほしい。といったようなことが難しくなっている。ということになります。
3.年齢別の入院日数
続いて年齢別での平均在院日数になります。こちらも厚労省の患者調査より抜粋させて頂いておりますが、平均在院日数も長くなっている結果がでております。
全体を平成2年と平成29年で比べてみると、やはりだいぶ短期化されているのが分かります。
4.傷病別の入院日数
上記の表は、疾患別かつ年齢別の平均入院日数になります。精神疾患や神経系の疾患になると入院も長期になっているようですが、TV等でよく聞くガン(=悪性新生物)は総数の平均でも最長で20日を下回っているようです。
5.まとめ
全体(=総数)の病院の入院日数では平均30日前後とはなっておりますが、年齢や性別・病名によってはバラバラであり、細部を見ると30日を超える入院日数になるのは高齢者や一部の病気に多く、64歳以下になるとあまり無いようです。
一昔前よりもだいぶ入院も短期化されているのは明確です。保険をはじめ、ご病気の際には短期入院にも対応できる状況を準備しておくのが良いと考えられます。
お読みくださっている皆様の保険は短期入院にも対応可能でしょうか?内容等に疑問が生じましたら、お近くのネクサスの保険と相続の相談窓口にお越しください。