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2019年9月2日 / お役立ち情報 白血病とがん保険

先日お客様から「もし今自分が白血病になったら、加入している保険は給付の対象になるの?」とお問い合わせがありました。
みなさんも1度は耳にした事のある「白血病」という病気。
医療保険に加入していれば、入院・手術の給付対象になるのはなんとなく想像がつくと思います。では、それ以外に保障を受けることはできるのでしょうか?

1. 白血病とは?

白血病とは、『血液のがん』のことをいいます。
血液細胞には、赤血球・白血球・血小板がありますが、これらの血液細胞が骨髄でつくられる過程でがんになり、骨髄内で増殖し、骨髄を占領してしまいます。
そのため、正常な血液細胞が減少し、貧血、免疫力の低下、脾臓の肥大などの症状があらわれます。

1-1. 白血病の種類

白血病は、がん化した細胞のタイプから「骨髄性」と「リンパ性」に分類されます。
さらに、進行パターンや症状から「急性」と「慢性」に分けられます。

・急性骨髄性白血病
・急性リンパ性白血病
・慢性骨髄性白血病
・慢性リンパ性白血病

1-2. 白血病の原因

白血病はその他がんと同様に、遺伝子や染色体に異常が発生し傷つくことで発生すると考えられています。遺伝子や染色体に傷がつく原因として、放射線や化学物質、ウイルスなどがあげられています。しかしその原因がはっきりとわかっているわけではありません。

2. 白血病と保険

病気になった時に治療費がかかることは皆さんご想像がつくと思います。また白血病に限らずですが、治療を目的に仕事を辞めたり休業をとったりする方も多いようです。
高額療養費制度を使うことができても、長期的な治療となると経済的負担が大きくなってしまうことがあるでしょう。
そんな時に、ご自分の生命保険からどのくらい保障があるのかを確認しておくことが大切です。

2-1.白血病は生命保険の対象?

白血病になったときに治療として入院・手術・抗がん剤などの薬物治療などが考えられます。それらを請求できる保険の一例としては、医療保険、がん保険、三大疾病保険などがあります。
また上記以外の保険種類であっても、特約という形で保障を受けられることもありますので、よく確認することが大切です。

2-2.白血病はがん保険の対象になる?

人によっては、医療保険は加入しておらずがん保険だけ入っているという方もいるかもしれません。
白血病という診断名には「がん」という名前が入っていないので、がん保険の対象外ではないかとよく勘違いされますが、先ほど記載した通り白血病は『血液のがん』のことをいいます。このことから、がん保険の対象となり給付を受け取ることが可能です。
※ご加入中の保険によって、給付条件が異なりますのでご確認ください。

3. がん保険が対象になる病気はほかにもある?

では、がんという名前がついていないが、がん保険の対象となる病気はほかにもあるのでしょうか?

3-1. 悪性脳腫瘍

がんというのは一般的に「悪性腫瘍」のことをいいます。胃にあれば胃がん、大腸にあれば大腸がん、のように臓器ごとに発生しますが、脳のがんは脳がんという言い方はしません。脳のがんは「脳腫瘍」と言われています。
脳腫瘍のうち、転移・浸潤していくものを悪性脳腫瘍と診断され、がん保険の保障対象になっています。脳腫瘍であっても手術をしたとしても、良性と診断されると一般的にはがん保険の対象になりません。

3-2. 悪性リンパ腫

悪性リンパ腫も「がん」という名前は入っていませんが、リンパ球ががん化した病気であり、日本の成人では最も頻度の高い血液腫瘍です。悪性リンパ腫をいっても様々なものがあり、頻度の高いタイプから非常に稀なタイプまであります。
悪性リンパ腫も血液腫瘍であるため、多くのがん保険では保障対象となっています。

4. がん保険の対象にならない病気は?

ここまではがん保険の対象となる可能性のある病気を書いてきましたが、がん保険の対象にならなかった事例も少し書いていきたいと思います。

4-1. 上皮内新生物

一般的に「悪性新生物」といわれるがんが、がん保険の対象となっています。しかし、がんの中には、初期のがんといわれることの多い「上皮内新生物」も存在します。
最近では「上皮内新生物」もがん保険の対象としている保険会社が多くなっていますが、加入から時間がたっているがん保険などでは、対象外となってしまうことがありますので、確認が必要です。

4-2. 免責期間

がん保険にきちんと入り給付対象のがん診断があっても、保障対象とならないことあるのをご存じですか?
多くのがん保険には、「免責期間」があります。
「免責期間」とは、契約成立から一定期間経過後に責任開始となることをいいます。
免責期間中に発症したがんは保障の対象とならず、契約は無効となります。
免責期間は通常、90日としている保険会社が多いようです。

4-3. 支払限度

がん保険の中には、過去にがんと診断されて診断給付金を受け取っていると、その後の再発では診断給付金が受け取れないことがあります。
保険商品によって、診断給付金が初回の診断しか対象とならないものがあり、複数回支払われるものでも、前回の給付から一定期間あきがないといけないなど条件があります。

自分のがん保険がどんな時に保障してくれるのか、どんな時は対象外なのか、自分の考えにあっている保険なのかなど、一度再確認することをお勧めします!

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