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2019年9月16日 / お役立ち情報 ご存じですか?セカンドオピニオンサービスについて

 ご存じですか?セカンドオピニオンサービスについて

医療技術の向上により、日々新しい治療法が確立されています。
しかしながら、治療法がたくさんあるということは自分にとって最善の治療を選択するのが難しい場合もあります。
そんなときに自分に合った治療が選択できるように、セカンドオピニオンについて知っておきましょう。

1.セカンドオピニオンとは?

セカンドオピニオンとは日本語で言うと『第二の意見』と呼ばれ、最初に診察した医師(主治医)からの意見は『現在の主治医以外の意見を聞き、参考にすること』を言います。

具体的にどんなことをするのか?

主治医以外の意見を聞くことで、自分に合った適切な治療なのか、他の治療法がないのかなど、患者がより納得のいく治療を受けることが可能になります。

転院や紹介とは違うの?

セカンドオピニオンは、他の医師の意見をもとに納得して主治医の治療を受けることです。
「自分の病気に対して、専門の有名な病院で診察してほしい」
「今の主治医に不満があって、違う医師に診てもらいたい」
主治医や病院を変更することはセカンドオピニオンとは言いませんので、自分の目的を明確にしましょう。

2.セカンドオピニオンの流れ

① 書類の作成
② セカンドオピニオンを受ける病院に予約をする
③ 本人または家族が予約した病院に話を聞きに行く

① 書類の作成

主治医にセカンドオピニオンを受ける旨を伝え、『診療情報提供書』を用意してもらいましょう。
これまでの症状や診断・治療などといった診療のまとめや、紹介の目的などが書かれています。一緒にレントゲンや病理検査の結果等も持っていくので、患者さんは改めて検査する手間と費用を省くことができます。

② セカンドオピニオンを受ける病院に予約をする。

基本的には現在の病院から連絡をしてくれます。予約したい病院や医師の希望がある場合には事前に伝えておきましょう。病院によってはメールやインターネットで予約できる場合もあります。

③ 本人または家族が予約した病院に話を聞きに行く

主治医に用意してもらった書類を持って、予約時間までに病院に向かいましょう。
本人の体調が悪い、病院が遠方で行くのが難しいなどの場合、同意書があれば家族のみでもセカンドオピニオンを受けられます。郵送で書類を送り、結果を手紙で教えてくれる病院もあります。

3.セカンドオピニオンへの認知度

年々がんを主として認知度が高まっており、平成26年には全体の7割の人が『知っている』と回答しています。それにも関わらず、セカンドオピニオンの必要性については、半数近くの方が「必要だとは思わない」、または「必要だと思う」と回答した人を100としてセカンドオピニオンの経験を訊ねると「受けたことがある」人たちは全体の3割ほどしかいませんでした。

アメリカでは医師が診察終了時に「セカンドオピニオンを受けますか?」と尋ねるのが当たり前ですが、これは日本ではあまり言われませんね。また、受けてはみたいけど、自分の症状にあった病院はどこなのかも迷ってしまいます。そしてセカンドオピニオンは健康保険証の適用になりませんので、全額自己負担(30分の相談で、平均1万円~4万円)です。治療のためとはいえ、ためらってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
こんな時には自分が加入されている生命保険を確認してみましょう。
保険会社では、ご契約いただいている方向けの医療相談サービスが受けられることがあります。保険会社によってはセカンドオピニオン受診費用が無料で利用できたり、優秀専門臨床医(ドクターオブドクターズネットワーク)の紹介等や、新しいものではネット型のセカンドオピニオンを受けられる等のサービスもありますので、保険の保障内容と一緒に、日ごろから確認しておきましょう。

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