2019年2月4日 / お役立ち情報 知っておきたい三大疾病
1.三大疾病について
『三大疾病』という言葉はよく耳にすると思います。
近年の食生活の欧米化や高齢化の進行、ストレスなどによって三大疾病になるリスクはますます高まっています。
決して他人事ではないこの『三大疾病』はどのような病気かご存知でしょうか?
1-1.三大疾病とは
三大疾病とは、がん・心疾患・脳血管疾患のことをいいます。
・がんは正常な細胞ががん細胞へ変異し、増殖し続けることにより周囲の組織を破壊して、臓器の機能不全等を起こす病気です。
・心疾患は心臓を動かすために必要な血液を供給するため心臓を取り巻いている血管が、動脈硬化等が原因で詰まってしまい、血流が滞ったり、途絶えてしまうことで発生します。
狭心症や心筋梗塞が心疾患といわれる病気です。
・脳血管疾患は脳の血管に問題が生じて脳にダメージを受ける病気の総称です。
主なものは「脳内出血」「くも膜下出血」「脳梗塞」があり、この3.つを脳卒中といいます。
1-2.三大疾病は死因の上位
現在は医療の技術も発達し、三大疾病になったとしても助かる確率は高くなりました。
とはいえ、命に関わる病気であることに変わりはありません。
平成27年の死因別死亡数(男女合計)の割合がこちら。
厚生労働省のページより抜粋
三大疾病を原因として半数以上(約52%)の人が亡くなっています。
2.三大疾病の治療にかかる費用は?
死因上位の三大疾病であっても、医療技術の発達により適切な治療を行えば完治できるケースも増えてきています。
一方、治療を受けるには当然お金が必要になってきますよね。
全日本病院協会の2017年10月~12月調査による三大疾病の医療費の平均が以下の通りです。
・がん
「胃がん」 999,342円
「肺がん・気管支がん」 776,424円
「乳がん」 721,921円
・急性心筋梗塞 1,910,134円
・脳梗塞 1,501,275円
この金額はあくまで平均ですし、どのような治療法を選択するか病状によって変わりますが、他の病気と比べると高額になることが多いです。
ですが一般的な治療であれば、高額療養費制度の利用で医療費は1カ月あたりの自己負担額は10万円前後ですので、それほど心配することはありません。ただ三大疾病の治療は長引くことが多く、以前のように働くことが出来ず収入が減り、家計へ大きく影響します。また先ほどの高額療養費制度は保険適用外の薬や治療を用いた場合や差額ベッド代、食事代には適用されません。
そのため三大疾病に関わる費用について備えておく必要があるといえます。
3.三大疾病に備える!!
三大疾病に備えるためにはいろいろなパターンが考えられます。まずは生活習慣を改善し、リスクを下げることが最初に自分で出来る備えです。ただ完全に予防することはできません。だから次は経済的なリスクに備えましょう。
ここでいくつか三大疾病に備える事のできる保険をご紹介します。
○医療保険に三大疾病保障特約を付加する・・・三大疾病になった場合にまとまったお金が支払われるものなどがあります。
○特定疾病保障保険・・・保険金の支払われる範囲が死亡や高度障害以外にも三大疾病になり、所定の条件を満たした場合にも保険金が支払われます。
○収入保障保険・・・死亡保険の一種で、保険金の支払い対象を広くしたものなら、要介護状態や一定の身体障害状態になった場合や三大疾病などで働けなくなった場合にも保険金が支払われます。
この他にも三大疾病になり所定の条件に該当した場合、保険料の払込が免除になる特約などもありますので、収入の減少や医療費の負担などの治療費以外の経済的なリスクも備えるのも大事です。
いつなってしまってもおかしくない三大疾病ですので、健康なうちにならないために予防となってしまった時の備えの両方を考えましょう。
4.まとめ
今回は三大疾病について、必要な費用、経済的に備える方法について書かせて頂きました。
皆さんの保障はいかがでしょうか?
三大疾病の備えは十分でしょうか?
もし、ご自身の保障の内容について心配な方や、
どんな内容の保険に加入しているかわからない方は
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