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2018年7月18日 / お役立ち情報 「がん」のこと知っていますか?

1.がんについて

日本人の2人に1人が「がん」になる、といわれていることはご存知でしょうか?
とはいえ、まさか自分ががんになるなんて…と、どこか他人事のように感じている方も多いのではないでしょうか?
もし自分や身近な人が「がん」になったとき、どんな問題が起こるのか、どんな心構えをしておくべきなのかを知っておく必要があります。

1-1.がんは他人事ではない!

がんは遺伝だと耳にすることがあるかもしれません。しかし一部遺伝するがんもありますが、多くのがんは生活習慣病と運で決まるといわれています。
タバコや食生活、運動不足など「がんになりやすい」生活をしている人は、がんになる確率があがります。しかし絶対がんになるかというと、運良くならない人もいます。
逆に、規則正しく健康に気をつけていたとしても、「がんになりにくい」というだけで、がんにならないというわけではありません。
がんは予防することができても、絶対にならないよう防ぐことはできないのです。

1-2.がんの原因

がんは細胞のコピーミスから生まれます。
実は健康な人の身体でも毎日多数のがん細胞がつくられています。がん細胞ができると免疫細胞がそのつど退治しているのですが、免疫細胞が退治できず生き残ってしまったがん細胞がやがて「がん」になっていくのです。

2.もしもがんになったら

どんなに予防をしても完全に防ぐことができない「がん」。
これから先私たちは、「がんにならないようにするために…」だけではなく、「もしも自分ががんになったら…」の場合を考える必要もあるのではないでしょうか?

2-1.がんは完治します

がんはもう不治の病ではありません。
がんがまだ1~2センチ程度の時期に発見できれば治癒率は高くなります。進行すると半数以上の方が命を落としてしまうがんでも、早期であれば9割方完治するとも言われています。

2-2.早期発見

もしがんになったとしても、早期であれば完治するかもしれないと考えると、1日でも早く見つけたいと思いますよね。
いつ病院に行くのが正解でしょうか?体調が悪いな…と思ってから?それでは遅いのです。早期のがんでは、症状がまず出ないことがほとんどです。
早期で発見するためには、症状がないうちから定期的に検査をすることが大切です。

1つの細胞が1センチのがんになるまでは、10年20年とかかることがあります。
しかし、1センチのがんが2センチになるには1年2年と短い期間で変化します。
1センチ以下のがんは検査で見つけることができなくても、1年~2年ごとに定期的に検査を受けていれば、がんを早期に発見できるかもしれません。

2-3.がんの治療

現在がんの治療で多くをしめているのが、「手術」「放射線治療」「抗がん剤」の3つです。
がんの種類、進行度によってうまく組み合わせて治療をしていくことが大切です。
そして自分にはどんな治療があっているのか、情報収集やセカンドオピニオンを積極的に受けることが重要とされています。

3.がんにかかるお金

がんになったとき、真っ先に考えることは何でしょうか?
このがんは治るのかどうか?家族の心配?仕事の心配?その人によってさまざまな事を考えると思います。
そして比較的早い段階で、お金についての心配も思い浮かぶのではないでしょうか?

3-1.公的保険制度

まずは公的保険制度について。
医療費の公的保険には「高額療養費制度」があります。もしも治療費が高額になってしまっても、申請をすることにより、自己負担を軽減することができます。ご収入により異なりますが、自己負担額は多くの世帯でおよそ1ヶ月8万円程度。
このような制度があることから、民間のがん保険に加入していないからと言って、全く治療が受けられないとか、医療費の支払いで生活ができなくなるという極端な経済的不安をもつ必要はないかもしれません。
しかし、公的保険だけあれば十分なのでしょうか?

3-2.治療費以外の出費、収入の減少

がんになったとき、お金がかかってしまうのは治療費だけではありません。
毎月の治療費に加え、差額ベッド費用(個室代)、衣類日用品の購入、家族が病院に通うための交通費、入院中は何かと時間がとられるため家族の食事も外食やお弁当が多くなるかもしれません。
実は気付かないうちにかかっている出費。治療費だけで考えれば十分と考えられる公的保険も、ここまでの出費は保障されないのです。

そしてもうひとつ気をつけなければならないことといえば、収入の減少。
お勤めの方は、病気で会社を休むと「傷病手当金」を受けることができます。
しかしこれも、お給料のすべてが保障されるわけではありません。
長期にわたって治療が続いたら?仕事復帰ができたけど以前とは違う職種になったら?
「出費が増えること」に備えていても、「収入が減ること」に備えなければ十分な保障とはいえないかもしれません。

3-3.がん保険のすすめ

がん保険にもさまざまな受け取り方があります。

がんと診断されたら一時金として大きな給付金が受け取れるもの。
再発や転移に備えて何度受取っても保障が続くもの。
抗がん剤治療や放射線治療をしたら受け取れるもの。
先進医療を受けた時に全額保障をしてくれるもの。

また、上記のような治療費のためだけではなく、セカンドオピニオンに対応してくれたり、治療が長期になった際の収入の保障、家族への保障があったりなど、さまざまな役割を持っています。

がん保険に加入することにより公的保険でカバーできない部分を補足し、もし自分ががんになったら、もし身近な人ががんになったら、もしものときに最善の方法で治療ができるよう、なんでもないうちから準備することが大切です。

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