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2017年5月8日 / お役立ち情報 税金が戻ってくる?

 税金が戻ってくる?

<生命保険料控除とは>
生命保険料控除は所得税や住民税における所得控除の一つで、1年間に支払った生命保険料等の一定額が所得から控除される制度です。

ちなみに所得控除とは、わかりやすくいうと収入のうち税金がかからない部分のことなので、つまり生命保険料控除に該当する金額分が非課税になる(所得税・住民税がかかる対象から外れる)ということです。

生命保険料控除は、会社員であれば年末調整で、自営業の人であれば確定申告で申請します。

<生命保険料控除の種類は>
・一般生命保険料控除:人の生死にかかわる保険、いわゆる生命保険や養老保険等。
・介護医療保険料控除:入院・通院などの医療費の支払いに対して保険金等が支払われる保険、いわゆる医療保険、がん保険、介護保険等。
・個人年金保険料控除:年金を受け取れる保険のうち、一定の条件を満たして個人年金保険料税制適格特約をつけた保険。

稲見さんブログ

<どれくらい戻ってくるのか>

<例>ある会社員(年収500万円)が1年間に、生命保険料144,000円、医療保険料42,000円を支払ったとします。
※保険の契約はすべて平成25年以降とする

この場合、生命保険料控除の額は以下のようになります。

一般の生命保険料控除
・所得税 40,000円   ・住民税 28,000円

介護医療保険料控除
・所得税 30,500円   ・住民税 24,500円

トータルの控除額
・所得税 70,500円   ・住民税 52,500円

年収500万円の場合の所得税率は各種控除を考慮するとおそらく10%で、住民税も所得割は原則10%なので、税金の軽減効果は、あわせて12,300円となります。

<活用の方法は>
<例>毎月1万円を銀行で積立をします。1年間の利息は、
1万円×12ヵ月=12万円×0.01%=12円 わずかしか利息は付きません。

同じように、毎月1万円を個人年金保険で積んでいくと、最大4万円の所得控除が受けられます。
4万円の所得控除×所得税10%=4,000円の軽減
結果的に11万6,000円しか払ってないのに、12万円の価値になりました。

同じ金額が貯まるなら、少なく支払った方が得ですよね。

使える制度を有効に活用し、家計の見直しをしていくことで、上手にお金を貯めることができます。面倒くさいと思うかもしれませんが、その一歩を踏み出せばもっと生活が豊かになるかもしれません。是非、一度家計の見直し相談を受けてみてはいかがでしょうか。

2017年5月8日

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